玉村先生の教え

もう、40年前にさかのぼる。先生はあまり知られてないが、ジベレリン処理によりぶどうの種なしを始めて作った人だ。このことについては、先生からは一度も聞いた事がなかった。むしろ、サハロフ博士みたいにこのことを悔やんでいるようにも見受けられた。著書にぶどうの栽培技術(朝倉書店)、ブドウ栽培相談室(農文協)がある。県下の技術者では出色の人である。前身は長野県桔梗ヶ原の試験場から故郷の三重に帰ってきた人だ。ひょんなことからぶどう栽培をしてみようかと思い立った頃、先生の講義を聴いていた。
「ぶどうの産地は川を見下ろすところに出来ます。」また、「夜そよそよと風の吹くところに出来ます。」松浦さ~ん、ぶどう栽培を始めるのはいいけど、育種にだけは手を出しちゃいけませんよ。・・・・なぜかは言わないところがいい。こちらもなぜでしょうなどと聞かない。礼儀だと思っていた。
ここで、前述した短梢剪定は「和服」長梢は「洋服」が出てきた。おおよそ、その意味が分かるまで十数年かかっってしまった。出来の悪い生徒だから仕方がない。初めての垣根仕立て肥料は窒素系0である。和服が似合うには体型を服に併せなきゃならないからだ。
その頃、先生の口添えで川を見下ろすぶどう産地を視察していた。秋が深まり収穫も終わっていた時期だった。残り物のぶどうがあり許しを得て一口食べた。その感動は今も忘れない。香り、うまさも絶品であった。その品種を食べたいために自園に植えたのが「ナイアガラ」である。自園のお客さんで若い頃、塩尻、松本など信州に
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